世界の宗教者が時を同じくして平和のために祈りを捧(ささ)げる「世界平和祈りの週間」が10月18日から25日までの8日間にわたり実施されました。期間中、大聖堂、各教会、各家庭で、読経供養の際に日ごとにテーマを設けた『世界平和祈りの言葉』が読み上げられました。参加者は自らの心を見つめるとともに、世界平和に向けた祈りを捧げました。
35年目を迎えた今年の「世界平和祈りの週間」には、仏教、キリスト教、イスラームなど41団体が参画。立正佼成会では読経供養に併せて、同週間の「意義と目的」を読み上げ、庭野日敬開祖、庭野日鑛会長の法話を抜粋した『世界平和祈りの言葉』を唱和。祈りを通して自らの心を見つめ、平和への願いを新たにしました。
岩国教会では、『世界平和祈りの言葉』を参加者全員で読み上げた後、読経供養に臨みました。参加者の一人は、「祈りの言葉を通し、『和顔愛語(わげんあいご)』を心がけ家庭を明るくしていく大切さを改めて学ばせて頂きました。早速、笑顔によるあいさつの実践を家庭で始めました」と話しました。
磐城教会では期間中、祈りの言葉の唱和のほか、平和への祈りを込めて献灯する「光の奉献」を実施しました。
また多くの教会が、宗教協力による世界平和の実現に向け、地域の諸宗教者と共に祈りを捧げる集いを行い、宗教者の役割を確認しました。
10月20日、鹿沼教会は「日光の社寺」として世界遺産に登録されている日光山輪王寺と協力して祈りの集いを行い、同寺紫雲閣に会員ら121人が参集しました。菅原栄光同寺門跡のあいさつに続き、参加者全員で祈りの言葉を唱和。根村隆宣同寺教化部長を導師に読経供養を行い、方便品、如来寿量品、般若心経を読誦(どくじゆ)しました。このあと、根村師が講話を述べました。
支部ごとに他宗教の施設を訪問した教会も多く、塩山教会御坂一宮支部の会員26人は23日、笛吹市の浅間神社を訪れ、同神社と共に「世界平和祈りの集い」を実施。玉串(たまぐし)拝礼に次いで、祈りの言葉が読み上げられた後、植松眞生同神社禰宜(ねぎ)があいさつに立ちました。
教会道場に地域の諸宗教者を招き、集いを実施したのは姫路教会です。25日、教会道場で「世界平和祈りの集い」を行い、仏教、神道、キリスト教の宗教者と共に会員205人が参加しました。祈りの言葉の唱和、献灯に続き、カトリック姫路教会のルド・ゴーセンス司祭、播磨国総社射楯兵主(いたてひようず)神社の西本和俊宮司、書寫山圓教寺の中安剛円総務部長がそれぞれ講話を述べました。
(2009.10.30記載)
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