News Archive

2009年10月22日 「アルバニア諸宗教対話評議会」設立 WCRP欧州委が設立に貢献

WCRP(世界宗教者平和会議)欧州委員会が数年間にわたって、バルカン半島にあるアルバニアの諸宗教者と進めてきた対話が実り、10月22日、同国首都のティラナでアルバニア諸宗教対話評議会が創設され、バミル・トピ大統領が出席して発足式典が執り行われました。同欧州委が公表し、そのニュースを10月24日付の「バチカン放送」とイタリア・カトリック司教会議通信社の「SIR」が報じました。 

評議会の創設メンバーには、アルバニア正教会最高指導者のアナスタシオス大主教、同国イスラーム共同体最高責任者であるムカ師、同国のカトリック司教会議議長のミルディタ大司教、世界ベクタシ本部のバルディ師などが名を連ねています。式典でスピーチに立ったトピ大統領は、「諸宗教対話が寛容を表す面影のよう」であり、「諸宗教対話評議会の活動を個人的に、アルバニア大統領として心から支援する」と述べました。このあと、アナスタシオス大主教が「国内の諸宗教の共同体間に平和共存があってこそ、国が栄え、真の発展を実現するための預言者的役割を果たすことができる」とあいさつ。ミルディタ大司教は「評議会は国内諸宗教者の善意が結実したもの」と述べました。

(2009.11.06記載)