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2009年12月03日 エルサレムで「中東和解プロジェクト 共同セミナー」

イスラエル諸宗教評議会(ICCI)によるユダヤ人とアラブ人(以下、パレスチナ人)青年の「中東和解プロジェクト ICCI─RKK共同セミナー」が平成21年12月3日から8日までエルサレムで行われました。立正佼成会から篠崎友伸学林学長はじめ、庭野統弘同学監、同本科生、青年本部スタッフ、学林スタッフら19人が参加しました。

立正佼成会と同評議会の交流は2006年に行われたWCRP(世界宗教者平和会議)青年世界大会の事前会議をきっかけに始まりました。以降、本会は仏教徒の立場で同プロジェクトに参加してきました。今回、エルサレムのイェフダーゲストハウスで行われたセミナーには、ユダヤの青年7人、イスラエル国籍を持つパレスチナ青年7人が参加しました。
同6日はユダヤ教、キリスト教、イスラームの聖地である「嘆きの壁」「聖墳墓教会」、「岩のドーム」を訪れ、民族の歴史や宗教に対する理解を深めました。午後には、篠崎学長がヘブライ大学で『多様性と統合の哲学としての法華経』をテーマに講演し、一行も参加。翌7日、ヤドバシェム博物館を訪れ、ヨーロッパでのユダヤ人に対する差別やホロコースト(大量虐殺)の歴史を学びました。このほか、ユダヤ人とパレスチナ人の対立の犠牲となった双方の遺族による講演が行われました。
プログラム終了後、庭野学監と学林本科生は9日から13日までイタリアを訪れ、フォコラーレ運動(カトリック在家運動体)のロッピアーノの共同村を見学。また、ローマ教皇庁立ウルバノ大学で開催された庭野日敬開祖の研究に関するシンポジウムにも参加しました。

(2010.1.15記載)